物置の中の戦争:第4話「新しいヒーローの野心」

Noise Cancellation|思考を静めるための純粋なフィクション。短編小説集

物置のドアの隙間から現れたのは、光り輝く最新の戦隊フィギュアだった。その胸には、レッドファイターたちとは全く違う、最新鋭のデザインのエンブレムが輝いている。
「俺様は、シャインブレイカー。この物置は古すぎる。俺様が、新しい平和と秩序をもたらしてやる」
シャインブレイカーは、冷たい声で宣言した。彼の周りには、最新式の小型ドローンが浮かんでいる。それらは、物置の中を素早く移動しながら、レッドファイターたちを監視していた。
「新しい平和だと?この物置には、すでに平和がある」
レッドファイターはシャインブレイカーに立ち向かった。しかし、シャインブレイカーはレッドファイターを一瞥し、嘲笑うように言った。
「その埃まみれの姿で、何を言う?お前たちの平和は、時代遅れだ。俺様が、この物置を完璧な世界に変えてやる」
シャインブレイカーは、ドローンに指示を出した。ドローンたちは一斉に動き出し、ゼンマイ兵や捨てられたオモチャたちを強制的に集め始めた。
「待て!彼らはもう戦わない!」
レッドファイターが叫ぶが、シャインブレイカーは聞く耳を持たない。彼にとって、ゼンマイ兵も捨てられたオモチャも、そしてレッドファイターたちも、ただの古いガラクタに過ぎなかった。
その時、棚の上で静かに様子を見ていたミーアが、ゆっくりと動き出した。シャインブレイカーは、ミーアの存在に気づき、警戒するように言った。
「なんだ、あの大きなケモノは?俺様の完璧な世界には、不潔な動物など必要ない」
シャインブレイカーは、ドローンにミーアを攻撃するように命じた。しかし、ドローンはミーアに近づくことができない。ミーアが発する威圧感に、システムが異常を感知しているようだった。
「ニャアアァン……」
ミーアは、静かに威嚇の声を上げた。その声は、物置全体に響き渡り、シャインブレイカーのドローンを怯えさせた。しかし、シャインブレイカーは臆することなく、不敵な笑みを浮かべた。
「面白い。だが、俺様の力は、そんな単純なものではない。この物置を支配するために、俺様は、最強の武器を手に入れたのだ」
シャインブレイカーは、ポケットから小さな鍵を取り出した。その鍵を見た瞬間、レッドファイターは青ざめた。その鍵は、この物置の持ち主である子供が、最も大切にしていた「秘密の箱」の鍵だった。

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シャインブレイカーがその鍵を使えば、物置の奥に眠る、最強の兵器が目を覚ます。その兵器は、物置の全てのオモチャたちを破壊するほどの力を持っている。
「やめろ、シャインブレイカー!」
レッドファイターは叫んだ。しかし、シャインブレイカーは冷酷に笑い、鍵を秘密の箱の鍵穴に差し込もうとしていた。

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